「学歴なし・経験なし」でも応募可能な
若者を熱くサポートする求人サイト制作
ご担当者:株式会社ベクスト ディレクター 宮川 舞(以下:宮川) / 掲載日:2024/12/20
「学歴なし・経験なし」でも「挑戦したい!!」
そんな若者をサポートを応援する求人サイト
貴社のサービスの詳細や強みについて教えてください。
宮川:ベクストは、「人と仕事の出会いをもっと自由で明るいものにする」をミッションに掲げ、採用支援サービスを提供している会社です。特に若者を対象とした採用に強みを持ち、就職活動をこれから始める方や転職を検討している方にとって、最適な職場との出会いをサポートしています。
事業としては、設立時から高校生の就職・採用支援事業に中心的に取り組んでいます。
一般の就職活動とは異なり、基本的には年に一度の就職活動になるので、高校生も採用をする企業側もそれぞれに難しさを抱える場面が少なくありません。
弊社はそんな両者のサポートを行うべく、「ハイスク!」というサービスを展開しております。高校生採用の問題の本質をとらえるため、「ハイスク!」を通じて学校と企業を結ぶ独自の人材サービスの提供を行ってきた実績が強みです。
そんな中、ジョブリットを制作するに至った動機について伺えますか。
宮川:ジョブリットは、特にエントリーレベルの求人(応募者が関連するスキルや知識、経験を持っているかどうかは関係なく、誰もがその仕事を得るチャンスが同じであること)を探しやすくすることに特化したプラットフォームです。企業にとっては、成長意欲の高い若手人材との出会いの場を提供し、若者にとっては自分のキャリアをスタートするための第一歩を支援したいと思い制作を決定しました。
また、弊社の運営している別サービス「ハイスク!」との親和性・補完性がある点も動機の一つですね。高校生の就職活動を経て社会に出た方々が、そこでの気づきや体験を通じて興味関心を広げ、全く異なる業界や業種に進みたいと考え始めることは少なくありません。
しかし、実際に転職しようとすると、「経験者」「学歴」などの条件が求められ、職務経歴の壁によって挑戦する母数が著しく減ってしまうというのが現実です。
我々はそんな、高卒で社会に出て働いてみた結果、「こうしていきたい」「新しいチャレンジをしたい」という夢を見つけた若者を応援すべく、ジョブリットを制作したいと考えました。ジョブリットを通じて、多くの人が新しい可能性と挑戦に出会える社会を実現したいと考えています。
新規で「ジョブリット」を開発するにあたって、当時困っていたことは何でしたか。
宮川:高卒採用に興味を持っていただける企業様は毎年いらっしゃるのですが、いざ取り組む段階になると、採用数が見えにくいことや一年に一度しかない採用機会がネックとなり、行動に移す企業が減少してしまうという課題がありました。
このようなネック自体を変えるのは難しいため、当時は対応に苦慮していました。そこで視点を少し広げ、高卒採用だけでなく、「20代の初めての就職活動」や「高卒で社会人になった方の転職活動」を支援することを目的に「ジョブリット」を開発しました。この取り組みによって、新たな可能性を見出せたと感じています。
「スピード」×「堅実な遂行」=希望通りの期日でリリース
ジョブリットの制作を開始するにあたり、当時はどんなパートナーを探していましたか。
宮川:パートナーに求めていた点は「スピード感」と「堅実に進める能力のある組織」の2つです。まず「スピード感」については、求人サイトとして一気に成長することを目指していたので、開発に最速で対応してくれるパートナーが必要でした。そしてスピード感を支える土台として関わるメンバー1人1人が堅実にタスクを進めることのできる組織であることも重要なポイントでした。「堅実に進める能力のある組織」でないと手戻りや認識の齟齬が発生し、目標としているリリースに間に合わせられなくなる可能性があるからです。
実際にHumAIn社を選んでいただき、いかがでしょうか。
宮川:求めていたパートナー像と一致しており、大変感謝しています。特に日々のレスポンスが早く、プロジェクトが滞ることが一切なかった点が印象的でした。
また、「お互いに共通言語を理解できている」という環境が、新しい求人サイトを制作する上で非常に重要だったと振り返っています。この環境を実現できたのは、チャットを活用した日々のやり取りで曖昧な表現を避け、適切なコミュニケーションを図れたからこそです。その結果、信頼関係が築かれました。
さらに、週1回の定例ミーティングでは議論やすり合わせを徹底的に行ったため、意見の食い違いや齟齬が発生することなく、スムーズに進行できました。デザインや開発の専門的な内容もかみ砕いて我々がわかる粒度で毎回説明いただいたのもとても良かったです。このプロセスがあったからこそ、期待以上の成果を得られたと感じています。
また当たり前のようにFigmaでワイヤーを作成していただけたことや、要件定義がドキュメントでまとまっている部分もとても良かったです。
写真:プロジェクトで使用したFigma(デザインワイヤー)
着実に応募数・採用数ともに増加中!
若者でも感覚で操作できるUIUX
出来上がった成果物である「ジョブリット」に対する満足度や、期待に対する着地について宮川さんの率直なご感想を教えてください。
宮川:満足しております!やりたいことがしっかり表現できている点や、UIUXを含めデザインがとても良い仕上がりになりました!直感的で使いやすいUIUXデザインは、若い世代のユーザーにとって非常に好評です。
まだリリースして1年も経ちませんが、採用の進んでいる求人も出てきて効果を実感しつつあります。
単に求人情報を探すだけでなく、企業や仕事の雰囲気をイメージしやすい仕組みが特徴で、応募者と企業の双方にとってスムーズなコミュニケーションを実現できています。
また制作とは別の部分で、当たり前にドキュメントやワイヤーなどの資料が作成されていることの重要性を再認識できたり、制作時に使用した「課題管理」のシートがとてもわかりやすかったりと勉強になりました。各社こういったシート類は存在すると思いますが、複数のタスクを同時に管理しながら進めるのに最適な形のシートだったので、とても印象に残っています。
写真:プロジェクトで使用した課題管理シート(一部)
ご期待に沿える成果物とあわせてHumAIn社のドキュメント類が参考になったと好評いただきありがとうございます!続けて、最新の「ジョブリット」の注力しているポイントについてお聞かせください。
宮川:今回の求人サイト制作では、求職者が目にする部分のデザインや開発にはしっかりと力を入れることができました。一方で、スピードや予算には制限があったため、理想のすべてを実現することは叶いませんでした。期日の制約や予算内で可能な最大限の内容にコミットし、リリースした形です。
現在の「ジョブリット」では、追加開発や新機能の実装、デザインの改良など制作時に断念した部分への対応を少しずつ進めています。特に注力しているのは、求職者が使いやすいシステムや導線の設計、掲載企業への応募をより多く集められる仕組みの強化などです。
また、運営側の業務効率を高めるために管理画面の操作性向上にも力を入れています。これにより、サポートのスピードや精度をさらに高めることを目指しています。加えて、緊急性の高い対応としてLINEのソーシャルログイン機能の導入や、2025年に予定されているIndeed APIルール変更への対応準備も進行中です。
最後に、貴社のサービスの今後の展望について教えてください。
宮川:今後はジョブリットがさらに多くの求職者をサポートでき、企業のニーズにより応えられるよう、求人情報の充実を進めていきます。また今あるサービスだけではなく、AIを活用したマッチング機能やキャリア診断ツールの開発など、より個人に寄り添ったサービスを提供する予定です。どうぞご期待ください!